ミサゴの写真(高解像)・野鳥写真集

ミサゴは全長約60cmぐらいのミサゴ科の留鳥です。 漢字では鶚と書きます。

トンビと同じぐらいの大きさですが、ミサゴの方がスマートに見えます。トンビより翼が細く長いようです。

背中と翼の上側はこげ茶色。そのこげ茶の羽毛が目の所までライン状に伸びます。 腹側は白。普段トンビばかり見ているので白って良いですね。トンビには申し訳ないですが。 足は指４本が２本づつ向かい合った形で獲物をしっかり掴めるようになっている。また、小鳥とは違い体の割に太い足です。さすがに猛禽類です。

生息地は日本全国ですが大阪では夏は見かけにくくなります。

鳴き声は「ピー、ピー」とトンビより高い声で鳴きます。
「さえずりナビ」

繁殖期、子育ては5–7月に岩や木に巣を作り繁殖する。

食べ物は魚が主体。水面をゆっくりと低空飛行しながら獲物を探し、見つけるとホバリングしながらタイミングをはかり、一気に急降下してドボンと水中に突っ込む。

ある秋の日、 近くの海岸でミサゴが飛んでいるのを見かけて、カメラを携えて通い、 ひたすらシャッターチャンスを狙う日々・・・。 ある日、ミサゴが海の中に急降下して、中々出てこない。 やっと姿を現したが、どうしてか飛び上がれない。 水面でアタフタしている。 どうしたのかと見ると、何と、自分の体ほどもある大きな魚を咥えて、放してなるものかと必死に 波間に出ている岩場に、やっとの思いで運んだ。
でも、魚が大きすぎて食べられない。 一時間近くも悪戦苦闘しているミサゴ。
その内、カモメが魚を狙って近づくが、しばらくして諦めて遠ざかり、つぎに近づいたのはトンビ 二羽三羽とじりじり近づいては、又少し遠ざかる。
カラスも遠巻きに獲物を狙うが、ミサゴも必死! 盗られてたまるかと足で押さえて、その内食べ始めたのでホッとして、その場を離れた。

別の日、道路沿いの橋の欄干にミサゴが止まっていて、車が通っても動かない。 近づいて電柱の陰に隠れて、カメラを構えても、じっとしてくれて、何とミサゴのすごいドアップが 撮れた。 ミサゴが飛んで、林の中の木の枝に止まったのを見届けてねその場を離れたが、後にも先にも あれ程のミサゴのドアップは撮れていない。

ミサゴは海岸に行けば結構居ますので、飛んでいるところを下から空抜けで撮るなら簡単に撮れます。ただ、ミサゴの腹が白く、そこに曇りの背景だとぼんやりした写真になってしまうので、スッキリした青空の日がお勧めです。

また、さらに風の強い日はミサゴが飛んでいても静止しているように見えて撮り易いです。