モズの写真(高解像)・野鳥写真集

モズはモズ科の大きさ全長約20cmの雀などより少し大きい鳥です。
オスには黒く太い過眼線があり、メスは薄く全体的に濃淡が薄い。
モズの食べ物は昆虫やトカゲ，カエルなどで、スズメの仲間ですが「小さな猛禽」と言われ、先端がかぎ状に曲がった鋭いクチバシを持ち、カラ類などの小さな鳥や自分より大きいムクドリやヒヨドリも襲うことがあるようです。

留鳥ですが、大阪などでは夏に見かけなくなるので移動はしているようです。
秋になると山から里に移動してきます。夏も終わり、稲刈りが始まる頃、モズのけたたましい鳴き声が聞こえるようになるとやっと大阪の夏の暑さから解放されるとうれしくなります。
これが「モズの高鳴き」です。
大きな声で鳴いて縄張りをアピールします。この時期期は雄雌とも別に縄張りをもちます。
モズの高鳴きが始まると、次はジョウビタキなどがやって来る季節ももうすぐです。

モズは他の鳥の鳴き真似をすることから「百舌鳥」と書くようで、特に繁殖期の求愛の時に他の鳥の鳴き声をまねするようです。

鳴き声は「さえずりナビ」で

モズの面白い習性に早贄（はやにえ）という捕まえた昆虫やトカゲなどの獲物をトゲのある木や細い枝などに串刺しにして保存しておく行動があります。これはエサの少ない冬のために保存しているのだとか、縄張りを主張しているのだとかしょせつあります。繁殖期にメスにアピールする囀りのスピードを速くするための体力をつけるためという説もあります。

"モズの「はやにえ」は繁殖期のオスの栄養食"

モズの繁殖、子育て期は他の野鳥と同じく２月頃からはじまり、５月頃が子育て期になり、繁殖は年に複数回しているようです。

モズは動き回る鳥ではないので撮影は難しくありません。
比較的低い位置にも止まりますので空抜けにならずに撮れることが多く背景のボケた写真を撮りやすいので、背景のうるさい所に止まった時はパスしてそのチャンスを待ちます。
縄張りを持つ鳥なので同じところに止まりに来ると思いますが、ジョウビタキなどと比べると的が絞りにくいです。 モズを見つけたらしばらくはその付近をウロウロしていると思いますので止まった実績のあるポイントで待ちます。